目に良いサプリメントについて

◆現代人の宿命？ 目の疲れ

パソコン、スマートフォン、クリア映像のテレビや3D映画…。現代社会は、目を疲れさせる様々な電子機器で溢れています。
たまには目を休めて、大自然の中で緑を眺めて過ごしたいですね。
かといって、パソコンや携帯電話の全くない生活など、今や困難です。
いつも負担をかけているお疲れさまの自分の目に、たまには優しいことしてあげましょう。
目に優しいサプリメントは数多く出回っていますが、以下に挙げる成分が代表的なものです。これらの成分がバランス良く含まれているものを選ぶとよいでしょう。

◆目に効く有効成分の代表格

【１】アントシアニン
目によい、というと真っ先に思い浮かべるのが、ブルーベリーやビルベリーといったベリー系の果実類でしょう。これらの果実類に含まれている成分「アントシアニン」は、ポリフェノール（植物が持っている強力な抗酸化作用をもつ化合物の総称）の一種で、青紫色の天然の色素です。
アントシアニンは、目の働きを高め、眼精疲労を予防する効果があることが、昔から知られていました。ブルーベリーやビルベリーの他にも、ナスや紫芋などにも含まれています。
アントシアニンは、視覚機能の改善や眼病予防の他に、花粉症予防の効果があるとされ、メタボリックシンドロームを予防する効果も期待されています。

【２】β（ベータ）-カロテン
緑黄色野菜に含まれる強力な抗酸化作用を持つ物質です。カロテノイド（黄色やオレンジ、赤色、紫色の色素）の一種です。体内では必要に応じてビタミンAにも変化します。
β-カロテンは視力を維持し、粘膜や皮膚、免疫機能を健康に保ち、癌を予防・抑制するなど様々な健康効果をもたらすとされています。

【３】DHA
DHAはドコサヘキサエン酸の略です。青魚に多く含まれる多価不飽和脂肪酸で、「頭がよくなる成分」と一般的には認知されているのではないでしょうか。確かに、DHAは記憶力や判断力を向上させる効果が期待できるとされていますが、血液の流れを良くし、網膜の働きを活性化させ、視力を回復させる効果があるといわれています。
この他にもアレルギーを予防する効果や、精神を安定させる効果もあるとされ、現代人には欠かせない栄養素の一つといえるでしょう。

◆目に優しい生活のために

これらの成分は、一種類だけを多量に摂取するよりも、数種類をバランスよく摂取した方が、互いに影響し合って目の疲れに効果的に働きます。
サプリメント以外にも、６時間から８時間の適切な睡眠時間を心がけたり、電子機器を扱うときは１時間に一度、１０分程度の休憩をするなど、目をいたわる生活を心がけましょう。